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競輪選手になったオリンピアンたち

スピードスケート、ショートトラックのオリンピアンで、競輪選手になった人が8人いる。最近、深夜のテレビで競輪選手としてデビューした西谷岳文選手が特集されていた。日本競輪学校に入学して学んでいる様子や、禅寺で修行に打ち込む姿、デビューレースの様子などが放映された。

日本競輪学校には「特別選抜入試入学」という特別枠があり、オリンピック選手などは、以下の方針でこの特別選抜入試を受けることが出来る選手もいる。8人のうち、2人はまだこの特別枠ができる前の一般の入学。3人はこの特別選抜入試で入学。3人は一般の適性試験を受験して、入学した。

2006年の第93期からは「一般試験から、受験資格だった24歳未満という年齢制限 の上限を撤廃し、自転車競技経験がなくても身体能力の高い生徒を採用する 適性試験枠を5人から15人に拡大するなど改正した」という。引退後の新たな進路のひとつとして、今後競輪に挑戦したいオリンピック選手は、少しずつ増えていく傾向にあるようだ。


【特別選抜入試入学・募集の方針】


日本競輪学校において優秀な新人選手を養成するため、次に掲げる各号に該当する者であり、かつ、心身ともに健全で、競輪選手として素質豊かな者をひろく募り、厳正な入学試験を実施して入学者を決定する。
(1) 自転車競技その他スポーツ競技に関する世界規模の大会又はそれに準ずる大会において、優秀な成績を収めた者(以下「世界規模の大会における成績優秀者」という)。
(2) 国際的に競技成績が優秀で、将来のオリンピックでメダル獲得が有望視される、国際自転車競技連合が設置する世界自転車競技センター(以下「センター」という)におけるトラック競技のトレーニングに6か月以上参加した者であって本財団が認めた者(以下「センター参加者」という)。

日本競輪学校特別選抜入試入学


【競輪選手になったオリンピアン・特別選抜入試入学】

植松 仁長野オリンピック・ショートトラック500mで銅メダルを獲得。1000mは15位。岐阜県羽島郡岐南町出身。長野オリンピック後、自転車以外の競技から、初めて日本競輪学校の特別選抜入試を受験し、合格。卒業後は日本競輪選手会岐阜支部所属の選手に。2001年8月11日に松阪競輪場でデビュー。2006年6月17日以降上位クラスのS級に。


武田 豊樹:ソルトレークシティオリンピックスピードスケート500m8位、1000m16位。北海道斜里郡斜里町出身。ソルトレークオリンピック後、植松選手に続く、2人めの異競技からの特別選抜入試で合格。日本競輪選手会茨城支部所属の選手に。2003年7月4日に立川競輪場でデビュー、初勝利。A級戦3場所連続完全優勝(9連勝)で、A級3班からS級2班へ。、史上最速の特別昇級を果たす。2005年オールスター競輪のファン投票で1位に輝く。同年KEIRINグランプリに出場し、3着。


牛山 貴広:2005世界オールラウンドスピードスケート選手権大会 (ロシア・モスクワ) スピードスケート男子500m優勝。トリノオリンピック 男子1000m28位、 男子1500m35位、男子5000m27位、団体追い抜き8位。長野県諏訪郡原村出身。トリノオリンピック閉幕直後に特別選抜試験の願書を提出し、合格。日本競輪選手会茨城支部所属の選手に。2007年7月に弥彦競輪場でデビュー。続く松戸競輪場でのレースで、新人一番乗りの優勝(完全優勝)を果たす。12月にはレインボーカップファイナル準決勝第9レースで勝利。決勝進出を決めた時点でS級特進が決定。


【競輪選手になったオリンピアン・一般の適性試験で】

市村 和昭:レークプラシッドオリンピック・スピードスケート500m20位、1000m25位。 日本競輪学校48期生。1981年10月27日、大宮競輪場でデビュー1着。


三谷幸宏:1987年世界スプリントスピードスケート選手権大会で1000メートル1位、総合3位。カルガリーオリンピックの1000m23位。日本競輪学校の1度目の適正試験は残念な結果に終わったが、2度目の67期技能試験で合格。1991年4月21日、函館競輪場でデビューし1着。優勝も果たす。


西谷岳文:長野オリンピックショートトラックスピードスケート500m金メダルを獲得。ソルトレークオリンピック500m8位。トリノオリンピック500m出場。大阪府泉北郡忠岡町出身。2006年5月に引退会見を行い、直近の世界大会での実績がなかったため、一般の適性試験による受験となった。が、2006年8月に日本競輪学校第93期を受験し合格。2008年1月2日にホームバンク・向日町で競輪選手としてデビュー。日本競輪選手会京都支部に在籍。

◎「NEWS ゆう」(朝日放送)で西谷岳文選手の特集を放送。ダイジェストはこちら
◎朝日新聞:元五輪Sトラック金メダリストの西谷が競輪デビュー
http://www.asahi.com/sports/update/0102/OSK200801020016.html


今井 裕介:長野オリンピック1000m11位、1500m16位。ソルトレークシティーオリンピックスピードスケート1000m15位、1500m34位。 トリノオリンピックスピードスケート1000m20位、1500m34位。長野県南佐久郡臼田町(現・佐久市)出身。トリノオリンピック後、2006年8月に日本競輪学校第93期生の適性試験に合格。今井選手は第93期の適性入校者成績最上位者(71人中1位)という優秀な成績で卒業。ホームバンクは取手競輪場。2008年1月9日西武園で競輪デビューしたが、まきこまれるカタチで落車。今後の巻き返しが期待されている。


羽石国臣:1999年スピードスケートのワールドカップ500mで優勝。ソルトレークシティーオリンピックスピードスケート500m12位。西谷、今井らと同じ2006年8月に日本競輪学校に入学。デビューは2008年1月2日宇都宮競輪場。結果は2日8着、3日3着、4日1着。

◎下野新聞に羽石選手の記事:銀盤から銀輪へ?/第2の人生競輪で疾走/五輪スケート元日本代表・羽石さん/2日、宇都宮でデビュー
http://www.shimotsuke.co.jp/media/sports/hoka/news/2007/1231-1.html

◎日本競輪学校での勉強の日々などが、羽石選手のブログからうかがい知れます。
http://blog.kuniomi.net/

◎羽石、今井、西谷選手の日本競輪学校入学の記事(競輪公式サイト)
http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/news/2006khn/11/news_20061128_2.html

◎日本競輪学校 第93回生 卒業記念レース 第1日目レポート(競輪公式サイト)
http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/news/2007khn/10/news20071016_01.html

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スケート以外の競技のオリンピック選手も日本競輪学校に!

【現在日本競輪学校に在学中のオリンピアン】

■吉沢賢:アテネオリンピック陸上競技400mハードル日本代表。第93回の試験には合格していたが、けがで入学を辞退していた吉沢選手が、2007年5月、第94回生徒(77人)の適性試験枠の一人として入学を許可された。卒業は2008年4月の予定。

◎競輪の公式サイトに吉沢選手の入学式の様子
http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/news/2007khn/05/news20070522_03.html

(2008年1月29日)